夜中に救急搬送され脳出血と診断されて入院。眠れないままぼんやりとした意識の中で朝を迎えました。体温や血圧の測定が行われ、その後頭のCT検査を受けました。(このあたりの記憶は少し曖昧です)
担当医の先生から「脳の出血が治っています。血圧と血糖値が高いので、その治療と、左半身の運動障害に対してリハビリをして行きましょう。」と説明がありました。
食事が摂れるようになりましたが、飲み込むのもマヒの影響があり上手く飲み込めずむせてしまう事がよくありました。
口の中に食べ物がある時、口の左側から食べた物をこぼしてしまうことも多々ありました。咀嚼能力も多少影響があるのか、ご飯よりお粥の方がいいですかと管理栄養士さんに聞かれたので、お粥を試すと、ご飯よりお粥の方が飲み込みやすかったので、しばらくはお粥を出してもらいました。
利き手である右手が使えるのは不幸中の幸いで、食べたり字を書いたりするのは支障がなかったので本当に助かりました。
オムツ交換や身体を温かいタオルで拭いてもらうのは、正直とても恥ずかしく、男性の看護師さんもいるので抵抗はありましたが、全く動けないので
されるがまま身を任せるしかありませんでした。
入院して3日目だった気がしますが、4人部屋に移って狭いベッド上にただ寝ているだけの長い長い時間、本当に苦痛でした。身体を動かせないので、動かしたくてムズムズして本当に辛かったのです。
そんな時リハビリの先生が挨拶に来てくれました。このリハビリの先生との出会いが私に一筋の希望を与えてくれたのです。
