急性期病院入院生活②

脳出血による左半身マヒになって入院。出血は治ったものの、ずっと安静状態が続き、携帯を見ることは出来ましたが、片手でずっと携帯を持ちながらでは上手く操作も出来ない状態で、Wi-Fiの環境もなく・・・。

話し相手もいない。とにかく暇でした。面会も家族以外はダメで、皆、仕事や学校で忙しく、面会時間もコロナの影響で15分と短いのです。動けない上にカーテンで仕切られている狭いスペースで何もせずに過ごすのは苦痛でしかありませんでした。

そんな時、救世主が現れました。

リハビリの先生が挨拶に来てくれたのです。

「初めまして。リハビリを担当します理学療法士の

Nと申します。よろしくお願いします」若くてスラリとした男性でした。

医療従事者にもたくさんの職種がいますが、リハビリの分野には

理学療法士PT、作業療法士OT、言語聴覚士STの3職種がいます。

私が入院したS総合病院にはPTとOTがいました。

この病院ではPTの先生は主に下肢の方を担当し、寝返りをする、座る、立つ、歩く等の動作練習をしたりベッド↔︎車椅子の移乗等が出来るように指導をしてくれます。

OTの先生は主に上肢を担当し、食べる、着替える、トイレ、入浴など日常生活動作が出来るように色々な物や道具を使ってマヒした手を動かす練習をします。

介護福祉士として働いていた時は、リハビリの先生方とお会いする機会はあったものの、具体的にどのようにリハビリを行っているのかは見た事がなかったので、とても興味が沸きました。

リハビリ初日

先生が車椅子を用意してくれました。

まず、起き上がるには仰向けに寝ている状態から横向きになる、つまり寝返りの仕方から教えてくれました。

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