「車椅子の免許証を頂く」
リハビリのPTの先生に、まだ車椅子に乗り始めの頃、
車椅子の動かし方を教わり、「上手く操縦出来るようになったら、
車椅子の免許証をあげますよ」と言われ、それを目標に頑張ってきました。
朝から晩までベッドに寝ないで、車椅子で過ごしていましたが、注意欠損があるせいか、よく車椅子の左側を壁や物にぶつけていました。先生にも何度も指摘されて、気をつけながら操縦出来るようになったきた、入院から約3週間が経ったある日、先生から「すごく上手になったし、早く動けるようになりましたね♪約束通り免許証をあげましょう」と言われました。
冗談だと思っていたら、「これからは、入院しているこの4階の廊下であれば自由に車椅子で移動して良いですよ」今までは病室周辺からナースステーションとトイレだけでした。
「それと娯楽室へも1人で行ってOKです」と。
今までは娯楽室は病室からかけ離れた場所にあり、その存在すら知らなかったのですが、各階にある面会室であり、無料で見られる大きなテレビやジュースの自販機もあります。
PTの先生が、4階の看護師さんにもそのことを周知し、その日の担当の看護師さんが病室に来て、「良かったですね」とベッドの頭上の患者の名前やら担当医の名前やらが書いてある名札に「4階移動フリー」と書き加えてくれたのです。
実はその日に病室が変わり、今までいた病室とは反対側の
ナースステーションから1番遠い部屋の眺めの良い窓側のベッドになったのです。
今までは廊下側の暗いベッドで、「窓側がいいな〰︎」とずっと思っていましたが、車椅子に乗ってしまえば自分で廊下の窓際にいる事ができたので、それで良しと我慢していました。
「今日は良い事がいっぱいあったな」と嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。すると、病院のソーシャルワーカーさんが来て
「転院先のA病院から、やっとベッドが空くから1週間後に転院出来るって連絡がありましたよ!」
