「回復期のリハビリ」立位・移乗の許可をもらう
私のいた病棟では、毎週水曜日の朝9時から担当の先生が回診のため、病室に順番に回ってくる。なので、リハビリの時間でもリハビリ室に行かないで、病室にいて待っている。担当医の先生が来るまで、病室でできるリハビリを行なっているのである。
担当医が病室に来ると順番に患者を診ていく。その患者が今行なっているリハビリの状況を把握し、許可を出していく。例えば私の場合。
まず、ベッドにふらつく事なく座れる。立位がしっかりできる。車椅子へ移乗できるという様子を担当医に見てもらう。先生がOKと許可してくれると、その時点から、看護師さんを呼ばなくても、1人で移乗しても良いですよと回診担当の看護師から伝えられるのだ。これで、移乗の時にナースコールを押さなくても、自分の好きな時にベッドに横になれる。(それまではナースコールが面倒であまりベッドには横にならなかった。眠くなっても車椅子でうたらうつらしてしていた。地味に嬉しい。
その頃、PTの先生が私のサイズに合う左足用の補装具を貸してくれ、慣れるようにずっと装着していた。その補装具を着けることによって、足首がしっかり固定され、踵を着く事が出来る。また、内反(体重が小指側に乗りやすいクセがあり、足首を捻りやすい状態)を抑える事ができる。内反のクセがあると、ふらついて転倒しやすい。何度かヒヤリとする事があったが、補装具を着けているとふらつくという事がなくなった。
半身麻痺の人はほとんどこの補装具を自分のサイズに合わせて作ってもらう事になる。その人が重度の障害があれば、えらいごっつい装具になるが、障害が軽い人は小さい装具になり、素材も違うので、それによって
値段も変わってくる。だから、それを見極めるため、病院にある補装具を長期間貸してくれるのだ。
