「回復期のリハビリ」ST編Ⅱ
顔のこわばりや呂律が回らないという左側の麻痺の状態は、STの先生に診てもらっていた。温めたタオルを顔に当てて、マッサージをすると、筋肉のこわばりを緩めるのに、効果が感じられた。舌を引っ張ったり、丸める運動をしたり、発語の練習をしていると、呂律が回らないと言うのも少しづつ改善していった。
ST(言語聴覚士)の先生はPTやOTのリハビリ職に比べると、圧倒的に人数が少なかった。
嚥下機能をみたり、言語障害がある人については、障害の原因によっても違うと思うが、舌の動きを診たりとなかなか専門的なリハビリを行っている。
認知症の患者や、私のように、病気で車の運転を再開するには運転免許センターに行って許可を得なければいけないが、それには決められたテストに合格し、医師の許可も必要になる。
その脳トレをするのが、STの時間だ。
テストに合格するために必要な脳トレを、合格するために
あれやこれやと手を尽くしてくれた。
そのおかげで、私は無事テストに合格し、シュミレーターによるテストも合格。医師の許可ももらう事が出来た。あとは、退院したら、運転免許センターに行くだけ。
