退院後、車の運転を再開する

運転免許センターへ行って、高次脳機能検査で⭕️を見逃して失格となり、

脳の専門医に診断書を書いてもらって郵送で提出。それを審査会で審査され、運転の再開の許可が降りたと言う手紙を受け取るまでは運転してはいけない。郵送してからなかなか手紙が届かず、免許センターに行ってから

3週間以上かかってしまった。

脳出血で入院してから運転していないので、5ヶ月以上運転していない。

注意欠損という脳出血による後遺症は大丈夫だろうか?

ちゃんと車を駐車出来るか?

色々と考えてしまうと怖くなってしまう。「慎重に運転していれば大丈夫」と自分に言い聞かせ、久しぶりに運転してみた。

意外と体は覚えていて、難易度の高いうちの駐車場へも無事に停めることが出来た。「やっぱり(運転は)楽しい!自分で運転して、行きたい所に行けるのは最高だ!」3ヶ月間頑張って、運転再開に向けてリハビリして良かったとしみじみ感じた。

家族は私が本当に運転して大丈夫か不安だったようで、初めは短い距離から練習するよう言われた。

それからというもの、リハビリ病院に通所リハビリに行く時は自分で運転して行っている。

運転の操作で、左手でギアチェンジする時、少々力がいる。その時は右手で左手を支えてチェンジしている。なるべく左手でハンドルを持たせて運転するが、気がつくと膝の上に置いて、右手だけでハンドル操作している。

やはり麻痺側の手に長い時間ハンドルを握らせるのは、少々疲れてしまう。

左足の感覚も鈍いので、フットブレーキを踏むのも以前に比べると少々苦戦している。

以前はすぐ近くでも車で行くのが当たり前だったが、退院後1ヶ月間、運転できなかった期間に、杖なしで歩く練習のため、なるべく歩くようにしていた。そのおかげか、ちょっとした距離であれば、「歩こう」という思考に変わり、苦に感じなかった。歩いているうちに1時間くらいなら杖無しでも歩けるようになり、自信につながったのだ。体力もついた。ただ、左足の感覚が鈍いこともあり、どうしても麻痺のない右足に体重を乗せやすく、右足の負担が大きくなり痛みが生じやすくなり、左足も歩いている途中で痺れが強くなり感覚が更に分からなくなりふらつくことも多かった。

リハビリの先生に相談すると、かかとをついてから足裏をベターっと着けて親指側に体重移動し、親指で地面を蹴って前に進むという動きを確認して歩くようにアドバイスを受けた。歩いていると他のことに気を取られたり、無意識に歩いていたりで、すぐ右足に頼ってしまう・・・。

話は戻るが、車が運転出来るようになって、買い物に行ったり、家族を送迎してあげたり、生活も活動的になった。人に頼って生きるよりも自分で出来ることが多い方が楽しいし、家族の役に立てるのは嬉しいものだ。

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