2025年4月14日から、小泉今日子と中井貴一主演のドラマ
「続・続・最後から2番目の恋」が始まった。転院して2日目だった。
まだまだリハビリの先生とも会ったばかりで、前の病院の先生とはしっかり信頼関係が出来ていたので、寂しさの方が強かった。
私の担当になったPTの先生は、この病院で実習生として来て、ここで働き出してから10年程の中堅スタッフで、今では実習生を指導する立場になっているとのこと。患者の車椅子を手配したり、外来受診の手伝いに行ったり、中堅スタッフとして、いろいろな仕事を任されており、忙しそうだった。
私が転院した4月に、病院併設のデイサービスから病院の入院患者のリハビリ四階担当として異動してきたばかりとのこと。スラっと背が高く、かっこいい。私は2人の息子がいるので、息子に近い年齢で、リハビリ職として、
真面目に働いている姿を目の当たりにして、すごいな〜と思っていた。
左足にマッサージや刺激して感覚を入れる施術をしてくれている時に、
雑談をするのだが、年齢の差からジェネレーションギャップを感じるかなと思ったら、どんなドラマを見ているかという話題になり、、その「続・続・
最後から2番目の恋」が始まった。それを楽しみに見ているとPTの先生が言った。「ええ？渋いね〜」中井貴一と小泉今日子が還暦位の年齢で付かず離れずの関係を続ける内容で、若い子はあまり見なさそうなドラマだけどナ。
鎌倉を舞台に古民家を改装してオシャレなカフェを経営する家で話が展開していくのだが、その鎌倉がまた綺麗でいいのだ！それを施術をしてもらいながら、ドラマの話で盛り上がった。
このドラマが暇な入院中の楽しみになり、見た次の日に担当の先生のリハビリがあると、「昨日見た？」という具合に感想を語り合うのが、また楽しみとなった。
他には、よく見るアニメは何？とか先生のお休みは何をしてきたとか、他愛ない内容だが、とにかく先生も私が興味ありそうな話のネタを、考えてきてくれて、話好きの私が楽しんでくれるよう気を遣ってくれていたのだろう。
入院中のリハビリの時間が楽しみになっていた。
先生は料理も得意で自炊していて、昨日はこれを作って食べたとか
休みの日に、外食して、これを食べたとか、退院したら何が食べたい？とか
時には実習生さんも会話に入って、3人でぺちゃくちゃ喋りながら、時には痛いマッサージをして、痛がる私に「気のせい、気のせい」と言って3人で笑ったりしていた。
ドラマが終わってしまうと、最終回の話題になり、「あれってまたいつか続きをやるのかな？」とか「中井貴一がかっこよかったね」とか、「もう終わっちゃったからロスだあー」とか言って盛り上がった。
退院した今でも、「入院中はあのドラマが見れて楽しかったな。今度、鎌倉に行きたい」と懐かしく思う。多分、家で見ていたら、そこまで楽しめなかっただろうな。先生、ありがとう。患者に寄り添ってくれて。
