車椅子に乗り始めてまだ間もない頃の話です。
当時は、車椅子↔︎ベッドの移乗にも、ナースコールで看護師さんに来てもらい、介助してもらう必要がありました。車椅子を使わない時は病室入り口に置いてある為、近くに持ってきてもらう必要があります。左半身マヒの為、「立つ」という動作も危なっかしい状態でした。
fある朝、車椅子に乗らせてほしいとお願いし、車椅子後ろにいた若い看護師さんに見守られながら、ベッドの手すりにつかまり立ち上がったのですが、左前方にふらついて倒れそうになり、看護師さんが慌てて支えてくれましたが、体勢が崩れ支えきれず、「キャ〰︎」となっているところにもう一人の看護師さんが助けに来てくれてなんとか転倒せずにすみました。
でも「怖さ」が強く残ってしまい、その出来事が私の中でちょっとしたトラウマになってしまったのです。数時間後、リハビリに来てくれたPTの先生にに、「今朝、こんな事があって、怖かった。」と話し、移乗の仕方を先生に確認してもらいました。
私の左足は「内反」と言って小指側に体重を乗せやすい為、足首を捻りやすいのだそうで、昔、左足首を何回も捻挫した事があり、癖になっているとのこと。立ち上がる時に、足首を捻らないように、足の起き位置をしっかり確認するようにと言われていましたが、その置き位置が良くなかったのが原因でした。
この「内反」の癖には、その後もしばらく悩まされました。何度も危うく転倒しそうになりました。
PTの先生は、トラウマにならないよう、何度も何度も移乗の練習をさせてくれました。しっかりした手すりがあれば大丈夫でしたが、怖かった経験が
想像力を高め、もし転倒したら・・・と思うと、どうしても慎重になりすぎてしまうのです。
