いよいよ転院の日が来た。急性期病院のリハビリの先生と会えなくなるのは寂しかったが、不安よりも「早くリハビリをして、良くなりたい」という気持ちの方が大きかった。
急性期病院で使っていた車椅子とはおさらばしなければならないため、介護タクシーの運転手さんが貸してくれる車椅子に乗り換えることになっていた。
朝、会計を済ませて夫と長男が病室に来て、荷物をまとめてくれた。
パジャマから普段着に着替えなければならないため、夫に手伝ってもらって着替え、病院で仲良くなった患者仲間と看護師さんたちに挨拶して、いよいよ出発。3月中旬に入院して、外に出るのは1ヶ月振り。まだ桜が咲いていた。私は以前、デイサービスで働いており、リフトカーを送迎で運転していたので、運転やリフトの操作はよく知っているが、自分が車椅子に乗って介助される側になるとは・・・。
15分程で到着した。受付してリハビリ病院の車椅子に乗り換えていると、入院する四階の病棟の看護師さんが迎えに来てくれた。
頭のCT検査をしてから四階へ。
病室は3人部屋。南向きの部屋は明るく、田園風景が見える。
OT(作業療法士)、PT(理学療法士)、ST(言語聴覚士)のリハビリ3職種がいて、それぞれ担当が決まっていて、挨拶に来てくれた。
まだ車椅子からベッドの移乗が不安定な私の様子を見て、PTの先生が、ベッド柵をL字型の柵に変えてくれた。
昼食の時もSTの先生が咀嚼や嚥下(飲み込み)の様子を見に来て、問題ないと評価していった。
看護師さんの見守りが必要な人は、ナースステーション近くの食堂で食事をする。食堂には大きなテレビがあって、食事以外の時間は自由にテレビを見ることが出来るので、時間を持て余している患者にとっては憩いの場所になっていた。新参者の私を物珍しい感じで見ていた。
高齢の方もいたが、私と同じ50代、60代の方おり、20代の若い方もいて、
私のいた病棟の男女比率は男性がやや多かった。
