リハビリ病院生活①

リハビリの始まり

いよいよリハビリ病院でのリハビリが始まった。まず始めは

今の状態を評価する為、PTでは腕がどの程度上がるか、片足で立てるか、脚気の検査等を実施。また車椅子で10メートルを何秒で移動できるか計測した。

OTでは手の動きを評価。積み木を掴んで移動させたり、釘のような鉄の細い棒をつまんで持ち、小さい穴に立てて入れるという作業では、普通に動く右手は上手くできるが、麻痺側の左手では時間内に1本も立てる事が出来なかった。「悔しい」と思っていると、「大丈夫。今の状態を把握するためのものだから。」とOTの先生に慰められる。握力検査ではほぼ0で検査機を持つのがやっと。これじゃあ、物も持てないよね。でも、発症時は感覚もなく、全く動かせなかったのが、少しは動かせるようになっていたのが救いだった。

評価の検査の中で、今後どういうことをやりたいか聞かれ、車を運転して

海に行きたいと答えた。

転院初日。頭のCT画像を見せてくれながら、担当医になった先生から症状の説明があった。「白くなっている所が出血して血が溜まってる所。血が溜まってる所の脳細胞はもう動かない為、その部位によってどういう症状が出るか決まる。私の場合は右脳で出血して左半身麻痺になった。呂律が回らないという言語障害は多少ある。また、高次機能障害は注意欠損等があるので、車の運転はもう無理でしょう」と。

転院の数日前、私の実の兄が見舞いに来てくれて、転院の話をした時に、

「車の運転を目標に頑張れ」と言われていたので、転院初日に「運転は無理」といきなり言われ、大ショック。その後のリハビリの先生との今後何がしたい?という話で、まずは「歩けるようになりたい」そして「運転ができるようになりたい」

と諦めずに言っていた。「無理かもしれないけど、目標は運転が出来るようになりたい」リハビリの先生たちは否定せず、「頑張ってやって行きましょう」と言ってくれた。そこから本格的にこの目標に向けてリハビリがスタートした。

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